コスにじゅういちでは、超高圧無脈動ホモゲナイザー「N2000シリーズ」を自社で開発しました。

第19回四国産業技術大賞革新技術賞　最優秀賞を受賞、新居浜ものづくりブランド認定。
化粧品・医薬品分野を中心に塗料・インク分野・CNF（セルロースナノファイバー）まで広範囲で利用されています。

N2000シリーズについて

N2000シリーズはプランジャーポンプ型のホモゲナイザー（均質機）です。

ホモバルブ（均質弁）により液出口の流路を調整することで、一般用途では10～100Mpa、高度均質化では150Mpa～200Mpaの高圧を与え、せん断・衝突・キャビテーション等の相乗作用により、高圧乳化・微細化・分散化・均質化を行ないます。

特徴1：超高圧

最大圧力200Mpa（従来型150Mpa）
新構造を採用し、超高圧で処理が可能です。
※グラフは、10cpシリコン水溶液の乳化データより

特徴2：無脈動

圧力変動±3%（従来型15~20%）
2本のシリンダーによる連続運転で、無脈動の定量性を確保します。
圧力が変動することなく処理が可能です。

特徴3：圧力自動調整

独自開発の自動圧力調整弁を搭載しています。（特許取得済）
簡単な操作で圧力設定ができます。また、運転中の圧力調整が不要です。

超高圧の場合、オペレーターによる手動調整は困難な為、流量と圧力を自動制御により調整します。
入口液温の微小な変化と巻き込み気泡の多少が影響して圧力が変動します。
これを数μmの均質弁開度を制御するシステムにより安定化します。
液種の変化による圧力への影響も全て自動追随するので、スタートアップの際に水からプロセスへの切替えも簡単です。

設定圧力まですばやく簡単に到達するため、運転中の圧力調整が不要です。
その結果、20秒から25秒という早さで200MPaに到達します。