皆さん、常日頃から精力的に業務に取組んで下さり、誠にありがとうございます。 既に、ご準備を頂いているとは思いますが、今年も7月1日から7日まで「安全は 急がず焦らず怠らず」をスローガンに、第95回全国安全週間 が実施されます。
これまで全国各地で労使が協調し労働災害防止対策が展開されてきました。この努力により労働災害は長期的には減少していますが、近年、就業人口の高齢化による高年齢労働者の労働災害や、転倒や腰痛といった、労働者の作業行動に起因する労働災害の増加に伴い、労働災害全体の件数が再び増加に転じていることから予断を許さない状況にあります。このような労働災害を減少させるためには、事業者・労働者が共に労働災害防止のための基本ルールを徹底、遵守し、余裕を持った業務体制を構築することが重要です。
わが社も定年退職をむかえた60歳以上の従業員はもちろんのこと、65歳以上の方も職場で活躍しております。彼らは豊富な知識と経験を有していることから、仕事の全般を理解したうえで効率良く業務を遂行することができますが、加齢による心身機能の低下から脚力が減少し、バランス能力、歩行能力が衰えることによって労働災害発生の要因の一つとなっています。高年齢労働者の労働災害を防止すること、そして、活力を失わずにその能力を十分に発揮できる環境を構築することが重要であることから、わが社においても全従業員で高年齢者の加齢に伴う心身や機能の変化に目を配り、高齢者の方でも安全に働くことができる「エイジフレンドりー職場」づくりをみんなで目指さなければなりません。
さて、新型コロナウィルスが全国的に減少傾向にあり、各地でも規制緩和が相次いでおりますが、愛媛県ではいまだに毎日100名以上の感染者が発生しております。職場では油断せずに感染症の予防のためにも、マスクの着用や手指の消毒、そして、三密の回避等を継続して行ってください。しかしながら、これからの季節は気温や湿度が上がって熱中症のリスクも高まりますので、こまめに水分と塩分を補給するとともに、周囲に配慮したうえでマスクを一時的に外す措置も必要になると思います。職場の熱中症のリスク要因を一つでも減らすためにもご協力お願いいたします。
わが社では、皆さんのご努力とご協力により、日頃から安全な職場づくりに取り組んでおりますが、自分のためにも、大切な家族のためにも、社員一人一人がそれぞれのセクションやポジションで安全への取り組みを見直し、決意を新たにみんなで災害ゼロの職場にしていきましょう。
令和 4 年 7 月 1 日
株式会社コスにじゅういち
代表取締役社長 近藤 基起