10月 1日(火)からの1週間、第70回 全国労働衛生週間がはじまります。
準備期間中、当社コスにじゅういちでは工場周辺地域清掃や安全意識の啓蒙活動など、従業員が一丸となり準備を進めて参りました。
これからの本週間も無事に終えられるよう、安全に配慮して参ります。
従業員のみなさん、日頃より精力的に業務に励んでいただき、まことにありがとうございます。
今年も10月1日から10月7日までの約一週間「健康づくりは 人づくり みんなでつくる 健康職場」をスローガンに、第70回全国労働衛生週間が実施されます。
みなさんもよくご存じのとおり、わが社でも企業理念である「和の精神」のもと、礼儀やマナー教育に取り組んでおります。上司部下に拘わらずお互いに尊重することを心掛け、職場でともに働く仲間として、みんなで社内全体の職場環境の改善に取り組んでいただきますようお願いいたします。
近年の労働者の健康をめぐる状況については、労働安全衛生法に基づく一般健康診断における有所見率が5割を超え、年々増加を続けております。また、脳・心臓疾患、精神障害による労災認定件数は、ここ数年は700件台で推移しておりますが、仕事や職業生活に関する強い不安、悩みやストレスを感じている労働者は、依然として半数を超えております。
過重労働等によって労働者の尊い命や健康が損なわれるという深刻な社会問題の根絶を目指して、これからもより一層、労使が力を合わせて取り組んでいかなければなりません。
さて、快適な職場とは、いくら設備や仕事内容を改善したとしても、それだけでは完全とは言えません。社員一人ひとりの意識によって、職場内の環境は良くもなり悪くもなります。
ある研究によれば、無礼な人は会社に甚大な損害をもたらすという研究結果が出ております。「お客様に対する無礼な態度は、会社に取り返しのつかない不利益をもたらす」と考えると誰しも想像がしやすいと思います。しかし、この研究結果の中には、無礼な態度を受けた人は集中力や記憶力を削がれ、仕事のパフォーマンスを著しく低下させるというデータも含まれており、上司や部下、同僚に対する無礼な発言や態度も会社に甚大な損害を与えるという結果に繋がっているのです。さらに悪いことに、組織の中にひどい態度や無礼な態度をとる人間がいると、悪感情は組織内へと伝染し、同じように攻撃的、好戦的とも言える態度を取る人が増加していくと言われています。一日の大半を過ごす職場環境において、このような状態が続いていけば、個人のストレスはもとより組織全体でストレスを生み出す悪循環を助長してしまうことになります。
つまるところ、この度の全国労働衛生週間のスローガンにもある通り、健康な職場づくりを行うためには、一人ひとりが成長し、ともに働くみんなが自然にお互いへの思いやりを示せるよう、礼節を身につけるということも欠かせない重要な要素の一つと言えます。
心とからだの健康維持と快適な職場環境の構築を図り、パフォーマンスの高い職場を形成するためには、一人ひとりが改善意識をもって取り組むことが重要です。自分自身の健康管理は勿論ではありますが、働く仲間への挨拶や声かけ、気配りのできる快適で活気のある職場を築き、健康で明るい職場づくりを心がける必要があります。すべての社員の心とからだの健康は、みなさんの協力なしでは維持管理することはできません。まずは、挨拶やコミュニケーションを積極的に取ることから始めて、みんなの力で快適な職場が構築できるよう、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
令和 元年 10月 1日
株式会社コスにじゅういち
代表取締役社長 近藤 基起